毎日の練習だけでなく、発表会などの大事なイベントに向けて、どのように家庭で取り組ませるか――
これは各ご家庭で実にさまざまです。
私自身も子育ての中で、娘たちの取り組み方を見ては、歯がゆさやじれったさを感じることが多々ありました。
「こうした方がいいんじゃない?」「それで大丈夫?」と、つい口を挟みたくなってしまうのです。
でも、親が思う「良い取り組み方」と、子どもが自然に選ぶスタイルは、しばしば食い違います。
私は10年以上のお付き合いのある生徒さんが何十人もいますが、取り組み方や性格によって、あたりまえですが
同じ指導は通用しない、、日々それを実感しています。
たいていの保護者の方は、子どもに失敗させたくない一心で、ついあれこれと言いたくなってしまう――
そのお気持ち、痛いほどよく分かります。でも、そうした気持ちが高じると、親子ゲンカ勃発!となってしまうこともあるのです。
実際、私もそうでした。
「経験値の差があるのだから、まずは親の言う通りにやってみたら?」
「失敗してきたからこそ、この方法がいいって分かってるのよ」
そんなふうに、つい自分の考えを押しつけたくなったこともあります。
でも、我が家の3人娘は本当に三者三様。
それぞれの性格や取り組み方がまるで違うので、「もう少しやってみたらいいのに」と思う子もいれば、「そんなに深く掘り下げられるの⁉」と逆に感心させられる場合もあります。
しかもそれは、年齢やタイミングによっても変化します。
だからこそ、親子の関係性そのものが、取り組み方に影響するのだと感じます。
「子どもの修行ではなく、親の修行だなあ」と思ったことも、一度や二度ではありません。
そしてこれは、たった一回で完結することではなく、何度も何度も繰り返される中で、その子なりのやり方が定着していくものだと感じています。
本番の力は、練習の積み重ねから
そうした意味でも、「本番」の機会はとても大切です。
私は、「親の手が届くうちに、たくさん失敗させてあげてほしい」と思っています。
ピアノという楽器は、とても孤独な世界です。自分がやらなければ、どうしようもない――そう実感する場面が多くあります。
だからこそ、チームとして学び合うグループレッスンの意義があるのです。
「みんなも頑張っているから、自分ももう少し頑張ろう」
そんな意識が芽生えるよう、“仕向けてあげる”ことは、実はとても大切なサポートです。
もちろん、自信を失わせてしまっては逆効果。そのあたりは本当に“バランス”が大事だと感じます。
ハロウィンチャレンジ、始まります!
さて、発表会も近づいてきましたね。
まずは、10月恒例の「ハロウィンチャレンジ」に取り組みましょう!
1曲につき100回、10月1日から31日までの1ヶ月で4曲挑戦!
とても大変そうに見えるかもしれませんが、これは「ウォーミングアップ」のようなもの。バーナムや指の基礎教本など、シンプルな練習曲でOKです。
目的は「表現力」ではなく、「筋トレ」!
そう、楽器の習得は、ある意味 体育会系 なんです(笑)
最後に
ご家庭での取り組み方には、正解はありません。
でも、親として「信じて見守る」ことが、きっと一番のサポートになるのだと思います。
子どもが自分の力で乗り越えていくプロセスを、どうか楽しみに見届けてあげてくださいね。



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