今年は、高学年クラスや中高生たちに「おぉ!」と思うような出来事がたくさんありました。
学校の合唱コンクールの伴奏、ピアノコンクールの挑戦、など。。
「やってみたい!」そうやって自分から手を挙げた子が何人もいました。
しかも、今までなら「私なんて…」と思っていたような子まで。
「できるかもしれない。」
そう思えたこと。
そして、「じゃあ、やってみよう!」と行動に移せたこと。
この一歩踏み出せる子は、自分の夢を叶える子を持っている子だと思います。
そして、その気持ちの土台を作ってくださったのは、毎日お子さんを見守ってきたお父さん、お母さんです。
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私は、生徒さんが「弾いてみたい」と言う曲は、出来る限りチャレンジしてもらいます。
ピアノ曲の超難関と言われる《ラ・カンパネラ》や《英雄ポロネーズ》、難しいジャズの即興演奏なども、本人が本気で望むなら挑戦してもらうことがあります。
以前、この話を他の先生にしたところ、「そんな無茶なことを!」と驚かれたことがありました。
でも、本当にそうでしょうか。
もちろん、今の実力とかけ離れた曲を何でも渡しているわけではありません。
それでも、「いつかこの曲を弾けるようになりたい」「卒業するまでに挑戦したい」という気持ちは、とても大切にしたいのです。
やってみたいという気持ちは、子どもの成長の原動力ですよね。
その結果、高学年クラスの発表会は、おもちゃ箱をひっくり返したような個性あふれるステージになります。
オリジナル作品あり、難曲への挑戦あり。一人ひとりの「好き」が詰まった演奏です。
私は「間違えないようにね」とはあまり言いません。
それよりも、「もし間違えたら、そのあとどう立て直すか」を伝えます。
間違えることは悪いことではありません。
完璧に仕上げてから人前で弾きたいと思うのは自然なことですが、完璧になる日を待っていたら、いつまでも舞台には立てません。
「弾きたかった。」
「弾けて嬉しい。」
その熱量は、必ず聴いている人に伝わります。
私が一番大切にしたいのは、多少難しくても「挑戦してみたい」と思えた、その気持ちです。
そして、その挑戦を失敗で終わらせず、経験としてしっかり自分の力に変えていけるよう支えること。
それが、私たち指導者の役目だと思っています。
伴奏も、憧れの曲への挑戦も、「やる」と決めたからには最後までやり抜くこと。
その過程で、練習の積み重ねがどれほど大きな力になるのかを知り、自分自身の心とも向き合います。
10代のうちに、たくさんの名曲に出会い、本気で向き合う経験は、一生の宝物になります。
この1学期は、思いがけない生徒たちが次々と新しいことへ挑戦し、私自身もたくさんの感動をもらいました。
保護者の皆さまも、「うちの子がこんなことに挑戦するなんて」と驚かれた方が多かったようです。
だから私は、いつもお伝えしています。
子どもは、いつ、どこで大きく成長するかわかりません。
今日、明日で結果を求めなくても大丈夫。
子どもには、その子だけのペースがあります。
そのタイミングを信じて、一緒に成長を見守っていきたいですね。




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