よく聞かれるのです。ラストの卒業ステージの話です。
「仙田先生のところはどうしてラカンパネラや英雄ポロネーズを弾きたいと思う子が多くなるのでしょうか?」
私が推奨してるわけでもなくて、本人たちが選びます。
むしろ私は、本番のステージで、難曲最高峰!のラカンパネラや英雄ポロネーズを聞かせるなんて、恐ろしくて、自分だったらできないと思うのです。
とにかく、どうしてそういうふうに、みんなが自信を持って、自分の弾きたい曲で卒業していくのかというと、
これはそんな簡単なことではありません。
特に、小さい頃はまだ良いのです。私やお母さんお父さんの言うことを聞いて、
まぁまぁ喧嘩しながらもなんとか練習もしてくれる。そして、時間もある。上達する。
でも、その先です。多感な時期に音楽とどう向き合えるかということが大事です。
なので、毎回、中高生たちが出るクラスの方が実は大変です。ステージに上がる大変さを知っているから。
モチベーションを維持させなければ、本番のステージに上がろうと思ってくれません。
とにかく「出たくない」とつまずかないように、持っていくって訳です。
本人が出ないと決めたら、もう出てくれません。
ピアノ大好きっこなら別です。1日中ピアノを弾いてるような大好きな子や、将来は音大に行きたいとかいうレベルの子だったら、こちらが何か仕掛けなくても大丈夫。
でもそうじゃなくて、部活やりながら、水泳、野球、サッカー、バレー、などのスポーツのお稽古のみならず、将棋やミュージカル、ダンスに塾、放課後は目一杯、彼らはもう予定を入れています。
それでも、発表会に出てくれるのです。
なぜなら、何事にも一生懸命に取り組む、ということと、
その状況に応じた優先順位を上手につけられる子になってるから。
正直、ここに立っている中高生たちが、ものすごく上手という事はないんです。
みんな、一人一人いろんな悩みを抱えて、それでもレッスンに来てくれるのはなぜでしょうか??
小さい頃からの関係性ができていること、私たちが、親や身内、学校のお友達ほど近くないこと。
1年に1度の発表会、もしくはオンラインのグループレッスンで顔合わせるだけだけれども、必ず会えるという安心感。
そこで、みんながちゃんと頑張ってるとわかることが大事。
だから、おのずと自分もやろうという気になるんだと思います。
10年前のみんなが↓

こんなふうに成長してくれた!!
一緒に笑ったり泣いたり、どの学年のどのチームも
変わらずいろんなことがあり、それでも、楽しくゆるく続いてます。
緩いからこそ?ラスト1年の頑張りがすごい!!
そこに到達できるってことが目標です。
新年度が明日から始まります。4・5月は始めてお会いする親子もたくさん!
体験レッスンをしています。まずは、始めてみませんか?
どんなお友達かな、うちの子楽しめるかな?とかお母さんの不安もあるかもしれません。
明日も私たちは、笑顔でお迎えします😌 お待ちしてますね!
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