まるちゃんとそのかぞく..そらをとぶ~番外編

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旅も後半に差し掛かっておりますが、「アメリカ版おもてなし」が気になった皆さん、ここで簡単に状況説明をします。そもそも私と友人 アクティブに動くアクちゃん(とここでは呼んでます)は、学生時代にバイト先で知り合い、そこからかれこれ20年、私の数少ない(笑)貴重な友人のひとりです。アクちゃんはアメリカで暮らすことが夢でしたから、知り合って半年後、ぽーんと留学してしまった時には、夢を叶えてえらい!、よかった…私も当時抱えていたささやかな夢(ま、お察しの通り音楽に関してです。)に向かって、精進するぞ!くらいに思ってました。ところが、いっこうに帰ってこないんだな、これが。学校なんてとっくに卒業したのに、あちらで就職してしまい、ぱったり。当時から「自分の旅のプランを立てるのが面倒くさい~…」と思っていた私は、いそいそとアクちゃんを頼っては、貧乏旅行に行くのでした。当時、他にも親友がサンフランシスコにいたので、地理的に行きやすい場所でもありましたが、アクちゃんに至っては、日本に居るよりもその地に「馴染んでる」感が強かった。でも、やっぱり心配する親御さんを無下にできない、と数年日本に帰ってはくるのですが、その間にまた、これも運命の出会い、アメリカで生まれ育ったダディ君と知り合い、さくっと日本を離れることに決まったのでした。生まれたてほやほやのおねえちゃんの子育てに奮闘していた私たち家族のところに、夫婦揃ってしょっちゅう遊びに来てくれたせいか、別れるその日は本当に淋しくて。。アメリカ!絶対!遊びに行くから!と約束し…その時は、本気で思っていたわけですが、あれよあれよと月日は経っていくのです。

なんといっても、私たち夫婦の性格が災い…私はピアノ、そして板長はもちろん料理、どちらも趣味が高じて仕事、な環境だと、これが一見よさそうですが、生活の中で「仕事」にかける時間や気持ちがどうにも多くなる。。旅行?今行かなくていいんじゃない?やらなきゃいけないことたくさんあるし、子どもたちも小さいし、と、海外旅行なんてますます二の次になっていく。しかもこれまた偶然、あちらも3人子どもができて、夏になるたびに帰ってくるアクちゃん家族と、都内を散策しているだけでも、結構エキサイティングな時を過ごしていたのです。

アクちゃんのご実家と我が家は歩いて数分、ともなれば、帰ってくるたびに、うちの3人娘とわいわい過ごし、日本語を吸収し(我が家の子たちが英語に染まることはついぞなかったが…)すっかり仲良くなりました。「それで、いつ遊びにくるの??」と毎年のように聞かれるわけですが(笑)、「ね~・・・」とそのたびに言葉を濁し。。行きたい気持ちは山やまなんだけど~、とそうこうしているうちに、いつしか長女が高校生。このままでは、結局家族揃って行く約束が果たせなくなるな、と思ったら、今年は居ても立ってもいられなくなり、やっと約束を果たせることになったのでした。

ロスの空港で再会した時は、東京で会うのとはまったく違う印象で、思わずまるちゃん、感極まって11歳のEちゃんに抱きつく始末。着いたその日の夜は、BBQで舌鼓。着いて丸24時間寝ていないけど、興奮冷めやらないのは子どもたちでなく、板長だった、という笑い話もさながら、あっという間に15年前の風景に戻りました。まだおねえちゃんが1歳になりたてで、私は仕事と育児との両立でおそろしく疲れていた…。

そんなときも、近所だから~と、たまにシッター役をかってでてくれたり、助けてくれることも多かったな~。あの時に話していたお互いの夢はかなった、のかな?とか、3人の子ども達のこととか話してると、育てる環境でこうも違うんだ~と認識したり。そんな中、でかけたナッツベリーファームだったので、子どもたちももちろん楽しんだだろうけど、親の私たちのほうが張り切っていた(笑)。

さて、ここで本題に戻りますが、アメリカ版おもてなし。というか…

アメリカでなくとも、私の友人知人たちはそろいも揃ってみんなおもてなし上手。いつもその贅沢な状況にあぐらをかいて、能天気な私。。…なのですが、今回ばかりはステイする場所も言葉もすべてを友人に頼りっぱなし、という状況に少なからず居心地が悪くなるだろうことも予想していました。ましてや、家族全員て^^;。。かしまし娘の3人を連れて人様のお宅に泊めていただくだなんて、粗相しないように見張っているだけでも恐怖。。ですが、杞憂でした。もともとあまり気を使わない間柄でしたが(…私だけだったりして…)なんとなく自然な空気や流れの中で、共同生活させてもらった、って感じでした。もちろん、たくさんの時間を私たちのために割いてくれていることも知ってますが、それもさりげなくやってくれるし、できないことも(きっと)はっきり言ってくれてるはずだし(笑)、合理的でフレンドリーで、しかも豪快!っていうおもてなしでした。

そんなわけで、残り㏡の友人宅の生活を経て、いよいよ帰国となります。続きはまた。

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